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Tatsuya について

幼児教育と発達心理学が専門。 高校まで福岡にいました。

少子化時代の「良妻賢母」 : 変容する現代日本の女性と家族

読んだ。

作者はS.D.ハロウェイ。しつけ研究で有名なヘスのお弟子さんです。
日本好きな先生で、これまでも日本の幼稚園についての書籍などを執筆されています。

これまでの「良妻賢母」とは何だったのか、現代の母親はどう考えているのかという問題から始まり、質的・量的研究を通していろいろな示唆を与えてくれます。

しかし、本書では割と子育てを夫婦だけの問題を捉えていて、子育てコミュニティとしての地域の役割の考察がもう少し欲しかったなあというのが率直な感想です。「良妻賢母」の本なので、夫婦の話が中心になってしまうのは仕方ないのですが。

興味深かったのはこの部分

彼女たちが自分たちの努力の成功について、子どもが示す実際の行動にではなく、行動を動機づける規範の内面化(つまり理解すること)を重視している

つまり、「しつけが上手くいった!」と母親が感じるときは、ただ行動が変わったことだけじゃなくて子どもが本心からそう思えているかが大事だととらえているということ。
具体的に例えると、お友達をバシバシ叩いている子どもを叩かないように仕向けられても、子どもが心から「お友達を叩くことは悪いことだ」と思っていないと母親は安心しないということであり、結果的に母親はしつけのハードルを上げて苦しんでしまっているということなのですね。

この指摘は子育てだけでなく、幼児教育の評価のし辛さにも直結していると思う。

他にも
・多くの母親、とりわけ女児の母親が、子どもを大学に通うことを強く望んでいるわけではなかった
・子どもの頃の家庭での社会化の体験が女性が本気で専門職をめざすことをあきらめさせている
・雇用政策が女性を低賃金のパートタイム職に根づかせる
・日本では高等教育が創設されたときから、女性が不利な立場に置かれてきた
などがデータをもとに示されていて、示唆に富んでいました。

以上、メモ

あなたの子どもがどもっていると感じたら

アメリカの吃音財団にあるページの適当な訳(超訳)です。
あまりに原文とかけ離れている表現があればコメントください。

原文
http://www.stutteringhelp.org/if-you-think-your-child-stuttering

あなたの子どもはどもっていますか?

もし、あなたの子どもが話すことに困難を抱えていて、特定の音節や単語やフレーズで躊躇したり繰り返したりするのであれば、吃音かもしれません。しかし、単に話すことを学ぶ際に誰もが経験する普通のどもりかもしれません。このパンフレットは、吃音と一般的な言語発達の違いを理解するためのものです。

一般的な言葉が流暢でない子ども

  1. 一般的な言葉が流暢でない子どもは、時々1回か2回音節や単語を繰り返します。ためらいや「あー」とか「えー」とか「うーん」なども含まれます。
  2. これらは1歳半から5歳の間に最も起こり、出たり無くなったりします。これは新たな方法での言語獲得のサインです。もし、言いよどみが数週間消えてからまた出てきたなら、新たな学びの段階に入っているのでしょう。

軽くどもっている子ども

  1. 軽いどもりのある子は、音を2回以上繰り返します。こ、こ、こ、こ、こんな感じで。顔の筋肉(特に口の周り)の様子から緊張や苦闘は明らかです。
  2. 声の高さは繰り返しに伴い上がり、時々何秒間か呼吸や声が止まる「ブロック」を経験します。
  3. どもりは出たり無くなったりしますが、無くなったときよりも今の方がよりどもるようになります。
  4. 子どもと話すときに、モデルとしてゆっくり落ち着いて話をしてみましょう。そして家族にも同じことをさせましょう。口ごもっても遅すぎておかしいとは言わないようにしましょう。でも急がせないようにしましょう。テレビのロジャースの話し方がいい例です。
  5. 毎日少しの時間、親が子どもに専念できるときに、ゆっくりと落ち着いて話をすることが子どものために最も効果的です。あなたが何もしないときに数分確保し、子どもが考えていることについて話すことを何でも聞いてあげましょう。
  6. 子どもが何か話したり尋ねたりしたときには、答える前に少しの間待ってみましょう。子どもはあまり焦らず、より落ち着いて話すことが出来るようになります。
  7. 吃音が増えたときにイライラしたり起こったりしないようにしましょう。子どもは新しいスキルを獲得するためにがんばっています。あなたの受容的な態度や忍耐強さによって子どもは非常に救われるのです。
  8. 力みのない繰り返しをしたり、音が長くなったりするのは吃音の最も健康的な形です。子どもがどもってしまうことで緊張したり、言葉を避けたりするようなこと以外で役立ちそうなことは何でも役に立ちます。
  9. もし吃音がひどくなって子どもがイライラしたり混乱していたら、安心させてあげて下さい。「時々話すのが難しくなるのは分かっている。たくさんの人が言葉でつまずくんだから。大丈夫よ」と言うことで良い子どももいれば、触れたりハグしたりすることで安心する子どももいます。

より深刻などもりのある子ども

  1. 話の1割以上がどもっていたり、かなりのストレスがあったり無理のある吃音であったり、言葉を代えたり話し始めるのに余分な音を出したりすることで吃音を避けようとしていたら、吃音の専門家による治療を受けると良いかもしれません。話が完全にブロックされるのは繰り返しや音が長くなったりするよりも一般的です。いいよどみは会話するほとんどの状況で起こりがちです。
  2. 吃音の専門家の名前を知るために、ここをクリックして下さい。そうすれば、紹介を受けるために近くの大学や病院に連絡が出来ます。言語病理学者はアメリカ言語聴覚士学会の認定言語療法士に認定されていなければなりません。
  3. 問題が深刻なら、軽い吃音をもつ子どもの親にも同じ提案をします。ゆっくりと落ち着いた話し方は子どもにゆっくり話すように言うよりも遙かに役立つことを覚えておいて下さい。
  4. 自分の吃音について話をさせるよう子どもに促してみて下さい。吃音について議論することで辛抱強さや受容を示して下さい。吃音を克服することは、もっとがんばるよりこと、吃音への恐怖をなくすこと以上の問題なのです。